犬の4つのライフステージ
幼年期・成犬期・高齢期・老犬期
犬のライフステージを大きく分けると概ね次の年齢を基準にして、幼年期・成犬期・高齢期・老犬期の4つになります。
| ・幼年期 |
生後6〜8ヶ月齢まで |
| ・成犬期(思春期) |
9ヶ月齢〜5才 |
| ・高齢期 |
6才〜12才 |
| ・老犬期 |
13才以上 |
人間と同様に犬は年齢を重ねるごとに必要とする栄養や栄養バランスが変わります。愛犬が元気で長生きするためには、それぞれのライフステージに適したドッグフードへの切り替えが必要です。
| ※ |
シニア向けのフードは、運動量の低下や内蔵機能の衰えに応じて、カロリーを抑え消化吸収率を上げるための工夫がなされています。またメーカーによっては関節疾患や腎臓疾患の予防、免疫力アップなどの成分が配合されているものもあります。 |
シニア向けのフードはカリカリのまま
柔らかいフードは老犬になってから
シニア向けのフードは成犬期から高齢期に変わる時期に切り替えるものです。一般的に大型犬は5才、小型犬や中型犬は7才を目安にするとよいでしょう。
ただし高齢期といっても人間の年齢に換算すると40才前後。まだまだ働き盛りの世代。胃腸が元気で歯が丈夫ならば、柔らかいフードではなく大粒でカリカリのものを与えましょう。噛むことは脳への刺激にもなり、歯周病対策にもつながります。
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持って生まれた体質や生活環境によって個体差があります。心配な場合はかかりつけの獣医師に相談してフードを選んでください。 |
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● シニア向けフードチェンジの時期(目安)
| ●大型犬 |
5歳 (高齢期:老化の始まり) |
| ●小型、中型犬 |
7歳 ( 〃 ) |
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● 犬の年齢と人の年齢
小型犬、中型犬、大型犬を総合して犬の平均寿命は12才といわれています。(一般的には大型犬よりも小型犬・中型犬の方が寿命は長い)
人間と比較すると犬は4倍のスピードで年をとっていきます。人の1年は犬にとっては4年分。例えば5才の犬は人間でいうと36才ですが、6才の犬は40才。まだまだ若いと思っていても、犬の老化は驚くほど早く、シニア向けのフードに切り替えるとともに定期的な健康診断を行うことが大切です。
◆一般的な犬と人との年齢換算表
※2年齢(24才)から4才ずつ加齢
※小型、大型など犬の種類や大きさ、個体によっても差があります
| 人間 |
犬 |
ポイント |
| 1ヶ月 |
約1才 |
・離乳が始まり、乳歯が生える |
幼年期 |
| 2ヶ月 |
3才 |
・80日 ワクチン予防接種(2回目) |
| 5ヶ月 |
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・歯が生え替わり始める |
| 6ヶ月 |
9才 |
・小型犬のメスの発情は生後6ヶ月〜7ヶ月
以後、およそ6ヶ月ごとに発情を迎える |
9ヶ月
1年
1年半
2年
3年
4年 |
13才
18才
20才
24才
28才
32才 |
・中型犬、大型犬の発情が見られる
基本的なしつけをマスター
権勢症候群(アルファーシンドローム)に注意 |
成犬期
(思春期) |
| 5年 |
36才 |
・老化の始まり(大型犬)
食餌と肥満に注意〜年1回健康診断を! |
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| 6年 |
40才 |
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高齢期 |
| 7年 |
44才 |
・老化の始まり(小型犬、中型犬)
食餌と肥満に注意〜年1回健康診断を! |
| 8年 |
48才 |
・なんとなく体の動きが鈍ってくる(大型犬)
年2回の健康診断を! |
| 9年 |
52才 |
・前立腺や子宮の病気に注意
(去勢・避妊手術をしていない犬) |
| 10年 |
56才 |
・年2回の健康診断を(小型犬、中型犬) |
| 11年 |
60才 |
・年齢と体調に合う食事の再チェック |
| 12年 |
64才 |
(犬の平均寿命は12才といわれています) |
| 13年 |
68才 |
・足腰の力が衰え始め、次第に老化が目立つ(大型犬) |
老犬期 |
| 14年 |
72才 |
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| 15年 |
76才 |
・小型犬、中型犬の老齢による視力の低下や足腰の衰えが目立つようになる
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16年
17年
18年
19年
20年
21年 |
80才
84才
88才
92才
96才
100才 |
・規則正しい生活をこころがけ、たくさん話しかけて活気を持たせる
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● フード選びのポイント
加齢とともに、運動量が減ったからといって、フードの量を減らすのではなく・・・
・脂肪分が多いものを控える
・消化機能が低下してくるので、吸収性にすぐれたタンパク質を摂ること
・不足しがちな、ミネラルやビタミン、カルシウムが入っているもの
・肥満防止のための低カロリー
・大粒のドライフードを与える
※歯が丈夫なあいだは、あえて大粒のものを与えましょう。
(小粒のものだと飲み込んでしまう)
噛むことは脳への刺激にもなり、歯周病対策にもつながります。
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【フード選びの基本】
・賞味期限が表示されていること
・総合栄養食と表示されていること
・原料が表示されていること
・お客様窓口が明記してあること
【フードの切り替えのコツ】
・突然フードを変えない
・最初は今までのフードに新しいフードを1/5程度混ぜ与え、徐々に新しいフードを多くして日数をかけて切り替える |
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● シニア犬向けサプリメント
| (1)関節の老化対策 |
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グルコサミン |
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エビ、カニなどの甲殻類(こうかくるい)のキチン質からつくられ、軟骨の修復や関節炎の痛み、腫れの緩和に効果がある。 |
| ・ |
コンドロイチン |
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サメの軟骨などからつくられ、軟骨などの補修を助け、関節炎症状の緩和に効果がある。 |
| (2)老化防止 |
| ・ |
EPA |
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魚に含まれる不飽和脂肪酸。血栓の防止やボケの問題行動の抑制効果がある。 |
| ・ |
DHA |
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魚に含まれる不飽和脂肪酸。コレステロール対策やボケの問題行動の抑制効果がある。 |
| ・ |
コエンザイムQ10 |
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体内の細胞にある補酵素。抗酸化作用や免疫システムの活性化で老化防止につながる。 |
| (3)視力の衰えの予防 |
| ・ |
ルティン |
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カロチノイドの一種。抗酸化作用が高く、目を保護する。水晶体や網膜の酸化を抑制。 |
| ・ |
ベータカロチン |
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緑黄色野菜に含まれる黄色色素。ビタミンAに変化し、目の疲れをとり、粘膜を保護する。 |
| (4)肝機能改善 |
| ・ |
S-アデノシルメチオニン |
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アミノ酸の一種。肝臓に必要な抗酸化物質グルタチオンを生成して、肝機能を改善する。 |
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| 愛玩動物飼養管理士(ペット・ケア・アドバイザー)土井 晴人 |
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